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Posted by おてもやん at

2012年04月03日

ダウン症の天才書家 金澤翔子展

3月28日(水)~4月3日(火)鶴屋百貨展東館7階で〝ダウン症の天才書家 金澤翔子展〟が開催されています。






ダウン症として生を受けた娘に絶望し、
何度も心中を考えた母、突然の夫の死、社会からの拒絶・・・・・・
見えない壁を乗り越えながら、
娘は幼い子供や知的障害者に書を教えるまでに成長した。
たった一つの希望を探し続けた親子の軌跡をたどる展覧会



『おなじダウン症を持つ親としてどうしても見ておきたい・・・・・・・・』
という熱い思いが募り、ダウン症の長男を連れて妻と展覧会へ足を運びました。



金澤翔子(26歳)さんのお母さん泰子(68歳)さんのトークショーも行われ、これまでの子育ての苦労と現在の素晴らしい日々を聴く事が出来ました。






第一章    生

恐ろしい疑惑は、現実になった。
幻覚でも夢でもなく、
恐ろしい真実に直面しなければならない。
悪い夢だと思いたい。
夢ならば・・・・・・・・・・・・醒めて欲しい。












第二章  希望

小学四年生になった時、翔子は普通学級での在籍は無理だと
新しい担任の先生に登校を拒否された。
新学期に向けて想いを膨らませていたので衝撃であった。
春爛漫の陽光があまりにのどかであったゆえになお悲しく、途方に暮れた。
なすすべのない私は翔子に大作の般若心経を書かせようと決意した。

十歳の知的障がいの子に276文字の挑戦は無謀に思えた。
しかし、これくらいのことをしなければ二人の胸は治まらなかった。
毎夜、私が罫線を引き、来る日も来るも繚乱と続く二人の共同作業が
展開され、遂に三組の心経を書き終えた。




















障がいを持った方の作品とは思えない迫力の有る文字天性のバランス感覚にもの凄い感動を得ることが出来ました。
それと同時に、これまでの本人の努力と母親の愛と素敵な教育を感じ取る事が出来ました。


会場で翔子さんと長男翼のツーショットの写真を撮らせて頂きましたら、お母さんの方から『翼と翔ですね・・・・・・』のやさしい言葉を添えて頂きました。


千人に一人の確率で誕生するダウン症・・・・・・・・

何の罪も無い生まれて来た赤ちゃんに対し
『何で我が家に生まれるの・・・・・・神も仏も無い』と思いました。


でも成長と共に『我が子で良かった。我が家に生まれて良かった。』と思うように成りました・・・・・・・・

そうです! 〝神はこの世の中に不要なものは創らないのです〟


今回の金澤翔子・泰子さん親子との出逢いにより、子育てに対して不安で揺れていた想いが少しだけ解消された気持ちになりました。








  

Posted by べぇ~ at 05:59Comments(2)チャレンジ(挑 戦)